海外で暮らす

海外移住前に必要な準備~引っ越し・各種手続きなど~

海外移住前は日本国内での引っ越しとは違った準備が必要です。

今回は海外移住の際に必要な準備、手続きについてご紹介していきます。

自身に当てはまる項目を確認し準備を進めてみてください。

海外移住 3~6か月前

病院を受診

現地の医療状態が分からないため渡航前に健康診断を受けていくことをお勧めします。

そのほか通院中の持病がある人は主治医と相談し現地での通院をどうするか決めましょう。

歯医者の受診も済ませておきましょう。

不用品を処分

国境を超える引っ越し費用は高額です。
現地で調達した方が安いものはなるべく現地で調達するようにし必要最低限のものだけで引っ越しをするほうが良いでしょう。現地で何が入手出来て何が出来ないのか確認し、不用品はなるべく減らしておきましょう。

筆者
筆者
Amazonなど現地ネットショッピングサイトなどで生活に必要なものを検索し入手可能か、価格はどのくらいかなどを確認するのがおすすめです。

引っ越し方法を検討

家具など多くの荷物を運ぶ場合は国際引っ越し業者に依頼する方法がありますが、荷物が少ない場合は国際郵便でも可能な場合もあります。

高価なものを送りたい場合は紛失時の保険なども確認しておきましょう。
国際郵便などでは輸送途中に中の物が盗難にあったり、郵送禁止物で没収されるケースもあります。

航空券の価格をチェック

航空券の価格は時期によって変動があります。早めの予約やオフシーズンの方が安いケースが多いです。渡航時期に制約が無いのであれば安い時期に渡航するのが良いでしょう。

海外移住先の滞在場所を確保

移住後の滞在場所も渡航前に考えておきましょう。
長く住む住居は実際に見て決めた方が良いので短期滞在場所を決めておいて渡航後に家探しをするのがお勧めです。

事前に出来るだけ情報収集をしておくと渡航後も安心です。
インターネットで物件情報を見たり、現地仲介業者を探しておくと渡航後の家探しもスムーズでしょう。

パスポートの有効期限確認・更新

パスポートの残り日数が半年未満の場合はビザの申請ができなかったり、出来たとしても渡航後にすぐに更新しなければならなくなります。パスポートの有効期限が近い場合は更新してから渡航した方が良いでしょう。更新には1週間以上かかる場合もあるため早めに確認しておきましょう。

ビザ取得

ビザの取得方法は、申請するビザの種類や国によって違います。
中には膨大な書類が必要であったり、審査が厳しく時間や手間がかかるケースもあります。

その国の最新情報を必ず確認し余裕を持って申請するようにしましょう。

言語学習

現地で仕事をしなくても生活するためには言語は出来た方が良いです。早いうちから勉強しておくことをお勧めします。

オンライン英会話レッスンなどを提供しているスクールも多いので自分の勉強しやすい方法で少しでも学習しておきましょう。

貯金

引っ越しや渡航費用だけでなく思わぬ出費に備えて貯金をしておきましょう。

いざとなったときにお金はあると安心です。

海外移住 1~3ヶ月前

公的手続きを確認

水道、ガス、電気などの公共料金の解約方法や時期を確認しておきましょう。

その他の契約サービスなども確認

NHK受信料、インターネット契約、日本でしか利用できないサブスクサービスなど現在契約しているサービスなどを見直し、海外渡航後は不要であるものは解約を忘れないようにしましょう。

携帯電話の契約を確認・SIMロック解除

日本の通信会社のSIMカードを海外で使うには海外ローミングという方法がありますが、利用料が高いため現地のSIMカードを契約しましょう

海外ではキャリア契約よりもSIMカードのみ契約するケースが多いです。
SIMカードにみ契約し使用するためには、SIMフリースマホを用意するかSIMロック解除をしておく必要があります。

現在のSIMカードの契約をどうするかの検討も必要です。解約する場合は解約自体は渡航ギリギリで良いですが、中には月をまたぐと料金が更新されたり来店が必要なこともあるため確認しスケジュールに入れておきましょう。

日本の電話番号を残して置きたい場合や一時帰国の際にすぐに使用したい場合などは契約プランを見直し、一番安いプランに変更することも検討しましょう。低価格で番号保管サービスを提供している通信業者もあります。

筆者
筆者
私はSIMフリースマホ&楽天モバイルSIMカードに切り替えて渡航しました。楽天モバイルは1GB未満の通信料の月は無料なので電話番号保持&帰国時のSIMカード手配の手間が省けます。

住んでいる家の退去連絡

賃貸に住んでいる場合は退去通知時期を確認、しかるべき時期に退去の連絡をしましょう。

持ち家の場合は不在の間の管理方法、賃貸・売却手続きなどの検討が必要です。

海外で使えるクレジットカード作成

クレジットカードの種類によって使用できる国に制限がありものもあります。移住先の国で使えるか確認しておきましょう。

海外付帯保険や、海外の空港のラウンジ利用ができるカードなどもあります。自信のライフスタイル等に合わせて選びましょう。

入会金・年会費永年無料、海外旅行傷害保険が自動付帯のEPOSカードがおすすめです。

 

海外で使う医療保険を検討

医療保険には日本で加入できるものもあれば現地で加入するものもあります。
一般的に日本から加入できる保険は割高の傾向があります。
サポート内容や価格など、現地加入のものも含めて検討しておきましょう。

予防接種

渡航先によっては予防接種が推奨されている場合があります。
下記リンクより渡航先ごとの推奨ワクチンを確認し渡航前に済ませておきましょう。
ワクチンによっては複数回に分けての接種が必要なものもあり接種完了までに数か月かかるケースもあります。余裕を持って準備しましょう。

https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html

厚生労働省:海外渡航のためのワクチン

最終学歴卒業証明書の英文訳を取得

渡航先や勤務先によっては各種手続きに最終学歴の卒業証明書の提示・提出が求められる場合があります。
発行に時間がかかったり、海外に渡航してしまうと発行自体が難しいケースもあるため可能であれば念のため用意しておくと良いでしょう。

海外移住 1週間~1か月前

水道や電気ガスなどを解約

事前に確認しておいたしかるべき解約日に解約しましょう。

銀行口座の整理

海外に出てしまうと銀行を訪問することが困難になります。複数口座をまとめたり、ネットバンキングに申し込むなど、海外からでも管理しやすいようにしておきましょう。

海外転出届の届け出

日本から1年以上海外へ転出する場合は転出届が必要です。住民票のある役所で転出届を提出しましょう。必要書類などについては各自治体で確認が必要です。

海外転出届を提出するとマイナンバーカードや国民保険証などは無くなりますので医療機関の受診やマイナンバーカードが必要な手続きなどは事前に済ませておきましょう。

郵便転送手続き

郵便物の受取先はどうしても必要になることが多いと思います。実家など郵便物を受け取れる住所への転送手続きをしておきましょう。

海外移住の持ち物を準備する

引っ越しの荷造りをします。
渡航後すぐに必要なものはスーツケースなどで渡航時に一緒に運びましょう。
そのほかの物は引っ越し業者や郵送の手配をしておきます。

海外移住 1週間前〜出発日

携帯電話の解約やプラン変更

国内での通信手段としてスマートフォンはぎりぎりまで使うと思いますので渡航日直前に解約するのが良いでしょう。
電話番号保管サービスなどのプラン変更は事前に時期を調べておきしかるべき時期に変更しましょう。

会いたい人に会っておく

日本から近距離の国であっても帰国るするのは大変です。

新型コロナウィルスのような脅威がいつまたやってくるかもわかりません。

会いたい人には会えるときに会って、感謝や気持ちを伝えておきましょう。

筆者
筆者
しっかり準備をして後悔のない移住を!!