海外移住を考えたときに気になるのが語学力ですよね。
とくに英語は広く世界で使用されていることもあり、身に着けておくと便利です。
今回は海外移住で英語力は必要か、必要ならどの程度必要なのか、おすすめの学習法は何かについて解説していきます。
目次
海外移住先で何をするかによって必要な英語力は違う
結論から言うと海外移住スタイルによって必要な英語力は異なります。
究極をいうと海外に”ただ”住むだけであれば英語力はゼロでもOKです。
しかし海外で仕事をしたり留学をしたり、現地の人と交流したりなど、やりたいことがある場合にはそれに応じた英語力が必要になってきます。
また、移住先が英語圏でなくても多少の英語力はあった方が便利な場面が多いです。
1. 海外移住先で仕事をする場合
海外移住先で仕事をする場合は英語力は必要です。しかしどんな仕事をするか、どんな業界や企業に就職するかでも必要な英語力は違ってきます。
企業で働く
現地の企業で働く場合は比較的高い英語力が求められます。
アジア諸国で働く
アジア諸国ではシンプルな英語表現が使われることが多く、欧米諸国に比べると難易度は低めです。第2言語として英語を習得している人が多いためあまり難しい表現は使われません。
とはいえアジア諸国の中には日本よりも英語教育が進んでいる国も多くあります。
とくにシンガポール、マレーシア、インド、フィリピン、香港などは公用語に英語があるためレベルはかなり高いです。TOEIC730点以上の英語力を目安にできるだけ勉強しておいた方が良いでしょう。
アメリカや欧州で働く
アメリカ、イギリス、オーストラリア、ヨーロッパの英語圏で仕事をする場合は、非常に高い英語力が求められます。
アメリカ、イギリス、オーストラリアは母国語が英語ですが、そのほかの第2言語として英語を習得している国々でも英語力は非常に高いです。最低でも、TOEIC860点以上を目指して勉強すると良いでしょう。
英語力が低くても大丈夫なケース
しかし日系企業の中には技術や経験重視で海外に派遣する人材を決めている会社もあり、そういった場合には英語力が低くても海外で仕事を任されることもあります。
また現地で日本人をターゲットにしている業界などでも英語力よりも日本語のコミュニケーション能力の方が求めれる場合もあります。
日本の仕事を請け負うノマドフリーランス
日本の仕事をオンラインで請け負って生計を立てる場合は現地で仕事をしないので生活に必要な語学力だけで十分です。
しかし、現地で仕事を請け負うスタイルで働きたい場合は自身で営業から諸手続きまで行わなければならないため企業で働くときよりも高い語学力が必要になるでしょう。
2. 海外移住先で仕事をしない場合
リタイア後の移住や家族の仕事の都合での帯同など、現地で仕事をしない場合は現地で生活できるだけの語学力があれば良いためそこまで高い語学力は必要ではありません。
移住してから少しづつ習得するのも良いでしょう。
しかし、語学ができるだけで現地の友人が作りやすくなったり、トラブル時の対応もスムーズにできたりするので語学力は高いに越したことはありません。
3.専門学校・大学・大学院に留学する
専門学校・大学・大学院に留学する際にも英語の資格が必要な場合があります。
国や大学ごとにどの資格が必要になるかは異なるため、自身の行きたい国や大学ごとに調べる必要があります。
TOEFL
アメリカの大学を受験する際に必要となる試験です。
120点満点で4セクション × 30点で構成されています。
出願する大学のレベルによって80~100点程度のスコアが必要です。
最近では日本国内の大学や大学院の入試でもTOEFLの点数が必要とされるケースも出てきています。
主な国の試験についてご紹介していきます。
IELTS
イギリスを始めとする欧州の大学、オーストラリアなど英国連邦圏の大学の受験ではIELTSのアカデミックモジュールのスコアが求められます。
受験する大学・大学院のレベルによって6.5~7.5のスコアが必要です。
GMAT
アメリカのMBA留学に必要な資格です。
TOEFLやIELTSは英語力を証明する試験である一方、GMATは英語で出題される学力テストです。
英語力・数学的能力・分析的思考力の3分野から構成されます。
それぞれの分野の学力に加えて英語の用語への対策が必要となります。
GRE
GREはMBA以外の分野でアメリカの大学院受験に必要な試験です。
難易度はGMATと同等~分野によってはGREの方が難しいものもあります。
SAT / IGCSE
SATはアメリカの大学進学希望者対象の学力試験で何度も受験が可能です。
IGCSEはイギリスの高校卒業資格で11年生の終わりに一度だけ受験可能です。
A Level / IB(国際バカロレア)
イギリスをはじめとする欧州の多くの大学への進学では一般的にA Levelや国際バカロレア(IB)の取得が必要になります。
これらのコースを取らない場合はファウンデーションコースと呼ばれる予備コースを1年間取る必要があります。
日本の一般の高校からイギリスの大学に進学する場合や、日本の大学を休学して1年間留学する場合は、ファウンデーションコースで学習することが多いです。
海外移住する国によっても必要な英語力は変わる
カナダやオーストラリアなどの英語圏では移住そのもの申請(ビザの申請)に英語力の証明が必要な場合があります。
具体的にどの証明書が必要になるのかは国や申請するビザの種類によっても違うため各国ごとに調べる必要があります。
ここでは英語力証明の主な例をご紹介します。
英語力証明
日本で英語力証明に広く使われるTOEICは海外では通用しません。
日本国内企業や海外の日本支社などへの就職や社内昇格試験ではTOEICスコアを指標にしている所が多いので目的に応じて使い分けましょう。
英語力証明に必要な試験ではTOEFLとIELTSが取り入れられていることが多いです。
TOFLE
TOEFLは、「Test Of English as a Foreign Language」の略です。
合否ではなく点数で英語力を判定します。
満点は120点で30点 × 4セクションで構成されています。
英語が母国語ではない国の人たちを対象に実施されている試験で、
アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において入学・卒業の基準として用いられています。
TOEFLは海外留学のための試験と言え、内容はTOEICよりもアカデミックな内容となっています。
IELTS
IELTSは「International English Language Testing System」の略です。
合否ではなく点数で英語力を判定します。
スコアは1.0-9.0の範囲で0.5点刻みとなっています。
ジェネラルとアカデミックの2つの種類があり、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請にはジェネラルのスコアが必要となります。米国でもTOEFLの代わりにIELTSのスコアを認めている大学もあります。
スコアの目標点としては
移住目的:ジェネラル6.0
大学・大学院:ジェネラル6.5-7.5
を目標とするといいでしょう。
基準としては、米国ではTOEFLの代わりにIELTSのスコアを認めている大学も多くあり、上位校では7.5以上が必要とされる場合が多いです。
海外移住に向けた英語勉強法
英語の勉強法は様々です。
上記資格等を取りたい場合は各資格の試験対策と必要な英語の基礎力を身に着ける必要があります。
海外で”暮らす”ことを目的とした場合は会話力が重視されます。
おすすめ英会話スクールやサービス
語彙力や文法などの基礎学習は独学でも可能ですが、会話力は話した分だけ上達していきますので英会話スクールやオンラインレッスンなどを活用する方が近道でしょう。
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まとめ
移住スタイル、仕事の有無などによって必要な英語力や学習すべきレベルは変わってきます。
しかし、語学は出来ないよりできた方が絶対良いと思いますのでいつか海外に行きたいと思っている人でも今すぐ学習を始めるのが良いでしょう。
英会話の体験レッスンをいろいろ受けてみるのも良いですし、簡単なテキストを購入してみたり、Youtubeで海外のニュースを聞いてみたり、英語で映画を見るのも良いでしょう。